矢田寺 念佛院

金剛山寺(矢田寺)
塔頭 念佛院
高野山真言宗 準別格本山

矢田寺
念佛院について

喧騒と雑念から離れ、
ゆったりと穏やかな時間を
お過ごしください。

矢田寺念佛院は、我が国の地蔵信仰発祥の霊場の一つで、主に先祖供養、水子供養、納骨をお受けしており、各宗派を問わずご遺骨をお預かりしております。街の喧騒から離れた静かな環境で、故人と向き合う時間を、ゆったりとお過ごしいただけます。

また、書道教室や写経会・写仏会などの文化活動にも力を入れております。雑念を取り払い、集中力を養う「書」は、デジタル化が進んだ現代だからこそ、その必要性が増してきています。
ご興味のある方は、ぜひ一度体験にお越しください。

矢田寺念仏院の成り立ち

念佛院は、矢田寺に残る四塔頭(たっちゅう)の一つ。現在は高野山真言宗準別格本山。寺伝によると、当院は人皇36代孝徳天皇の御宇天平勝宝年間に論師智光が構えたとされています。恵心僧都作と伝わる阿弥陀如来を祀る念佛堂、十一面観世音菩薩を本尊とする持仏堂・納骨堂から成ります。

INSTAGRAM

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矢田寺紫陽花あじさい

お地蔵様にちなんで植えられた
10,000株もの紫陽花あじさい

矢田寺は、正しくは矢田山・金剛山寺(やたさん・こんごうせんじ)と号し、矢田丘陵の中央、矢田山の中腹に位置し、我が国の地蔵信仰発祥の霊場の一つです。
平安時代初めの弘仁年間に満米上人(まんまいしょうにん)と参議の小野篁(おののたかむら)により地蔵菩薩が安置されて以来、地蔵信仰の中心となりました。お地蔵様は、色々な世界で様々に姿を変えて我々衆生を救ってくださる存在であり、閻魔大王の裁きのときには我々に寄り添ってくださる優しい仏さまなのです。

そのお地蔵様にちなんで植えられた約60種約10,000株のあじさいは、梅雨の時期になると境内一帯に咲き誇り、矢田寺は「あじさい寺」とも呼ばれています。
その花の見事さに、日本全国から、また世界各国からも毎年たくさんの方がお参りに来られます。

各種ご案内

矢田寺念佛院は、我が国の地蔵信仰発祥の
霊場の一つです。遺骨は宗派を問わず
お預かりしております。先祖供養、水子供養、
納骨のことなどお気軽にお問合せ下さい。

納骨について

高齢や遠方にお住まいの方も
安心してお預けください。

納骨について

人が亡くなり荼毘(だび)に付されたお骨は、胴骨(体の骨)はお墓に納め、本骨は喉仏ともいい仏様と縁を結んでいただくためにお寺に納めるのが一般的です。当院では、ご希望により1ヶ年以上何年でもお預かりしております。7ヶ年の月牌や永代月牌などもございます。
お預かりするというものの、期限が切れたお骨をお返しするということではありませんのでご安心ください。
特に昨今、高齢や遠方にお住まいとの事情などからお墓参りに行けない、先祖供養や感謝ができていないといった声がよく聞こえてきます。
また、跡を継いでくれる人がいないため、ご自身の行く末をご心配になる方も多くおられます。
当院では、春秋の彼岸回向をはじめ日々お勤め致しておりますので、ご安心いただけるのではないでしょうか。
一度お気軽にご相談ください。

先祖供養について

ご先祖様に手を合わせて
感謝を伝える機会を。

先祖供養について

人は必ず親から生まれてきます。両親、そのまた両親・・・と奇跡といってもよいような縁の組み合わせによって人は生まれてくるのです。
少し計算してみましょう。親が2人、祖父母は4人。10世代遡ると、210=1024人の先祖がいるのです。2+4+・・・+1024と考えると、およそ2000人の縁のもと我々は生まれているのです。

このたくさんの先祖に手を合わせ感謝することは、人として自然なことではないでしょうか。しかし、日々の忙しさのために先祖に対する感謝を忘れて生活している、というのが正直なところでしょう。

当院へ納骨をされた方は、ぜひお盆やお彼岸、ご先祖の命日などにお参りにお越しくださいませ。
一年に何度かだけでも落ち着いて先祖に感謝する機会を持っていただければと思います。

水子供養について

生まれてこれなかった命のために、
心を込めて供養いたします。

水子供養について

医学の進歩や経済の成長により助かる命が増えたとはいえ、様々な事情から生まれることのできなかった命がたくさんあります。また、早くに亡くなってしまった命は、親に心配や苦労だけをかけた親不孝を償うため、賽の河原で親への供養を続けなければならないと言われています。このような命を思い出し導いてくれるのは、親兄弟でありお地蔵様なのです。

当院では水子供養を受け付け、日々ご供養を懇ろに致しておりますので、一度お地蔵様に手を合わせにいらしてください。

書道教室について

字の上達だけでなく、
集中力と礼儀作法を養います。

書道教室について

静かな環境で書道をお楽しみください。字が上達することはもちろんですが、集中力や姿勢、礼儀作法が自然と身に付きます。継続して通えないという方も、随時お写経などをしていただけますので、お気軽にご相談ください。

内  容
幼児、小中学生 … 硬筆・毛筆
大人 … 漢字・かな・ペン
※基本的には、段級位を取得していただきます。
日  時
毎週土曜日
幼児、小中学生 … 10時~12時
大人 … 13時~17時
※ただし、曜日・時間帯はご相談に応じます。
月  謝
中学生まで … 3,000円
高校生 … 4,000円
大人 … 5,000円

写経について

雑念やストレスから解放され、
「無」になる時間を体験していただけます。

写経について

写経とは、文字通りお経を書き写すことです。筆やペン、鉛筆で般若心経を写していただきます。なぞりの用紙もご用意していますので、初心の方もご安心ください。その一文字一文字に仏様が宿る(一字一仏)と感じ、気持ちを込めて丁寧に書いていただくことが本旨です。願い事を書くこともありますが、日常に感謝し、気持ちを落ち着かせるために写します。字の上手下手は関係ありませんので、一度気軽にご参加ください。

日  時
随時お受けしていますが、住職不在の場合もありますので、予約又はお問い合わせの上お越しください。
持ち物
使い慣れた筆などがありましたらお持ちください。
すべてこちらでご用意もしていますので、手ぶらでも結構です。
費  用
1,000円(奉納料も含みます。)

写仏について

ストレス社会の「心の処方箋」に。
仏様と向き合い、心を整える時間を。

写仏について

仏様の画を描いていただきます。お好きな仏様を選んでいただき、そのお手本の上に和紙置き、上からなぞっていただきます。一本一本の線を、気持ちを込めて丁寧に引いていきます。雑念を捨てて一本の線に集中することで、気持ちも落ち着いてくることでしょう。画の上手下手は関係ありませんし、お一人でも結構ですので一度気軽にご参加ください。

日  時
随時お受けしていますが、住職不在の場合もありますので、予約又はお問い合わせの上お越しください。
持ち物
ご自身の面相筆、墨、硯などがありましたらお持ちください。
筆は購入していただきますが、手ぶらでも結構です。
費  用
1,000円(奉納料も含みます。)

大和十三佛霊場について

十三佛の第五番目、
「地蔵菩薩」がご本尊です。

大和十三佛霊場について

私たちは、お釈迦様のように悟りを開かない限り、永遠に生まれ変わりを繰り返します。その生まれ変わり先には、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天の六つの世界があります。人は亡くなると、初七日から四十九日まで七日ごとに裁判を受けて次の行き先が決まり、生まれ変わりの時を待ちます。それぞれの忌日に我々に寄り添い守ってくださるのが十三佛様です。

この十三佛様をお祀りしている十三のお寺、大和十三佛霊場をお参りしてご縁を結んでいただきたいと思います。初七日の不動明王にはじまり三十三回忌の虚空蔵菩薩まで十三佛おられますが、矢田寺はその第五番目の地蔵菩薩がご本尊です。閻魔大王の裁判の時に付き添ってくださる心強い仏様です。ぜひ閻魔裁判の無事を祈って矢田寺にお参りください。

大和地蔵十福霊場について

「矢田のお地蔵さん」で親しまれる
日本最古の延命地蔵菩薩。

大和地蔵十福霊場について

我々が普段お唱えするお経に延命地蔵菩薩経があります。このお経には、お地蔵様の誓願やお地蔵様に手を合わせることの功徳が説かれています。例えば、「我(地蔵菩薩)當抜済 六道衆生 若有重苦 我代受苦」といい、あらゆる世界の衆生を救い、もし衆生が重い苦しみを受けていればその身代わりになりましょうと誓われています。

また、「亦是菩薩 得十種福 一者女人泰産 二者身根具足 ・・・ 十者證大菩提」といい、このお地蔵様を拝めば十種の福を手にすることができると説かれています。 この十種の福にちなんで、大和に広がる地蔵霊場十か寺を巡ることでお地蔵様とのご縁を深めていただき、地蔵十福のご利益を受けていただければと思います。

御朱印について

仏様とご縁を結ばれた証に。

御朱印について

矢田寺、そして念佛院の仏様とご縁を結ばれた証として、また参拝の記念としての朱印をさせていただきます。また、コロナ禍でお休みしていたあじさい祭り再開の記念として、今年より切り絵の朱印をご用意しております。

おみやげ・お守りについて

お参りの記念や
大切な人へのおみやげに。

おみやげ・お守りについて

あじさいの花やお地蔵さんにちなんだおみやげやお守りをご用意しております。お参りの記念や大切な人へのおみやげに是非お買い求めください。

住職紹介

矢田寺 念佛院 住職 鍜冶宗翁

せわしい時代だからこそ
ご先祖様と対話し、
自分自身と向き合う時間を。

このたびは当院のホームページを訪れていただきありがとうございます。 矢田寺はあじさい寺として皆さんに知っていただいていますが、矢田寺 念佛院は、春・秋の彼岸参りや年忌法要など、主に先祖供養のためにお参りを集めているお寺です。
すべての人に平等に死が訪れるのと同じように、すべての人には必ずご先祖様がおられます。ご先祖様どうしの縁が連なって、今の自分が存在しているのだということを思い起こしてみてください。ご先祖様を大切に思う心があってはじめて、今の自分を大切にすることができることが分かっていただけるでしょう。また、ご先祖様がいつも見守ってくださっていることを感じてもらいたいです。

実際に、何か困ったことや悩み事がある時に、ご先祖様に相談をしに(もちろん、うれしいことの報告にも) 念佛院までお参りされる方が多くおら れます。私に皆様の課題を解決して差し上げる力はありませんが、私の読経中にご先祖様と対話し、また自分自身と向き合ってもらえたらと思います。いろいろなお気付きがあることでしょう。
先祖供養のほかにも、静かな環境の中で写経や写仏をすることで、ゆっくり自分と向き合う時間をとってもらうことができます。とにかく一度、そして二度三度とお寺に足を運んでいただきたいと思います。
皆様のお参りを心よりお待ち申し上げております。

矢田寺 念佛院
住職 鍜治宗翁

所在地・交通案内

奈良県大和郡山にある矢田山の中腹に位置し、静かな環境で
穏やかな時間の流れをお楽しみいただけます。
梅雨の時期には1万株のあじさいが一斉に咲き誇り、
通称「あじさい寺」とも呼ばれています。
※あじさいシーズン中のお参り・交通案内についてはこちらをご覧ください。

所在地
〒639-1058
奈良県大和郡山市矢田町3754
駐車場
近隣に民営駐車場あり
電話番号
0743-53-1522
※お問い合せの際、「ホームページ」を見たとお伝えいただくとスムーズです

お車でお越しの方

県外からお越しの方は、「第二阪奈道路」もしくは「西名阪道路」をご利用いただくと便利です。
駐車場は、近隣の民営駐車場をご利用ください。

【第二阪奈道路をご利用の方】

中町IC(中町ランプ)からお越しください。

【西名阪自動車道をご利用の方】

「法隆寺IC」、「大和まほろばIC(ETCのみ)」、「郡山IC」からお越しください。

MAP

電車でお越しの方

近鉄郡山駅、または JR 大和小泉駅 をご利用いただくのが便利です。
バスの時刻表は、こちらのページでご覧いただけます。
タクシー料金は、こちらのページで検索可能です。

【近鉄郡山駅をご利用の方】

矢田寺への直通バスがありますが、1日4~5便しかございません。片道運賃:380円(約20分)
詳しくは奈良交通のホームページをご確認くださいbr> その他の時間帯は、「小泉駅東口」 行に乗車し、「横山口」で下車ください。 そこから大人の足で、20分程度で到着します。
近鉄郡山駅からタクシーで向かった場合、15分程度で到着します。(駅前にタクシー会社あり)

【JR大和小泉駅をご利用の方】

東口のバス停から「近鉄郡山駅」行に乗車し、「横山口」で下車ください。そこから大人の足で、20分程度で到着します。
JR大和小泉駅からタクシーで向かった場合、15分程度で到着します。

【JR郡山駅をご利用の方】

タクシーをご利用ください。(駅前にタクシー乗り場有り)
※矢田寺行きバスはございません。

【JR法隆寺駅をご利用の方】

タクシーをご利用ください。(駅前にタクシー乗り場有り)
※矢田寺行きバスはございません。

ハイキングコースとしてのお参りもおすすめです。

矢田寺・矢田山を巡るハイキングコースとしてのお参りもオススメです。
南生駒駅からスタートし矢田寺へ到達する「 矢田寺・大和松尾寺コースてくてくマップ(PDF)」が公開されています。
健脚の方は、松尾寺を経由しながら平群駅へと抜けるコースもございます。